KAGAWA COMPETITIONキャッスルプロムナードコンペ IN 香川

We have done one competition 2010 in Kagawa, Japan, about plomnade besides a sea and traditional castle, but unfortunately this proposal lost. We propose landscape design and aquamarine space for visitor from out side, this architecture is also a building for a wall when the Tunami or hight sea level attack, so we kept 4.2m from sea level continuously. We did a lot of environmental analysis and simulations for justify our shape, and it was great step for shari’s work.

デザインテーマ

玉藻城の景観と、陸と海の境界であるという敷地の環境的特長に着目した上で、訪れる人すべてが水と土に親しめる空間を、都市的またエンジニアリング的アプローチによってマスタープランとディテールという大小のスケール双方から実現することが本提案のテーマです。

基本コンセプトの配慮内容

という大小のスケール双方から実現することが本提案のテーマです。今回の提案では、一定高さの壁を均一に配して護岸とするのではなく、起伏のあるランドスケープが全体として護岸の必要な高さ(4.2メートル)を実現することとし、海側には満潮時には沈んでしまう場所や磯だまりを設けました。ゆるやかに傾斜して海に入っていく磯空間は、潮の満ち干きの間に、磯辺の生き物や波と親しむ親水空間となります。現在対象敷地は、玉藻城を模して整備された玉藻緑地と、駐車場を兼ねたフェリーターミナルの東西二箇所に分かれて整備されています。そのため西側に位置するサンポート高松から始まる海岸線に平行な遊歩道空間が、東側に位置する高浜アレーなどのエリアに到達する前に途切れてしまっています。われわれの提案では、この分断を解消するために敷地全体を再編成したうえで、瀬戸内海と玉藻公園の緑をそれぞれ敷地内に取り込むことを試みることで、そこにあったかもしれない、誰もがなつかしく思える場所をつくります。訪れたひとが歩くべき道をはっきりと規定するのではなく、小さな丘の連続によってできるランドスケープ全体がプロムナードとなり、ゆるやかな勾配を上ったり降りたりすることで道を外れて自由に逍遥できる空間をつくりだします。海側と陸側の境界となる尾根は自転車の走行用に整備され、またランドスケープと一体化したベンチが配されています。小さな丘の集まりがつくりだす起伏はランドスケープ上に多様な場所をつくり、それぞれに適した機能が割り当てられています。対象敷地は将来的に再整備され天守閣が復元される予定である玉藻城の、海から見た壮麗な威容を称えるように整備されることが望ましいと考えます。ゆるやかな起伏を持ったランドスケープは港沿いに整備され点在する遊歩道空間をつなげるものである一方で、丘の下にはいくつかの固定された機能が収められています。資料館やカフェといった施設は、周囲の施設からあふれた活動を収めることができ、またプロムナードにひとびとを引き寄せるアトラクションとなります。応募作品中の「敷地の歴史と周囲の施設との連携」および「コンセプト説明」の項で詳細に説明していますので参照してください。

デザインの特徴およびアピールポイント

本プロムナードの提案では、遊歩道は300メートルにわたる敷地の中心を、海側と陸側を上下左右にうねる様にして流れています。上下に緩やかにうねるプロムナードの最低高度は、海抜から常に4.2メートル以上の高さにあり、これは高潮対策に必要な4.2mの構造物として機能しています。 そのため、プロムナードを中心として陸側には海水が浸水してこない配慮がされています。浸水を停めるだけでなく、その複雑・立体的なうねりによってプロムナードの廻りには多様なアクティビティを可能性にした緩やかな高低差が作られています。また我々の提案するプロムナードにとって最も重要な構成素材は「水」であると考えます。海水と素材の無理の無い組み合わせが、水と人々との親密な関係を築き上げる事につながるのではないでしょうか。プロムナードに沿って海側と陸側にそれぞれ配された、磯辺と丘のふたつの自然環境は、香川県に生息する多様な生き物を呼び寄せる里山となることを想定しています。香川県の策定した「いきものにぎわい作戦」で述べられているように、日常生活に近い場所に香川県の特徴的な自然環境を凝縮したような場所を設けることで、プロムナードを逍遥しながら自然と生物多様性の重要性についてより身近に感じられるような場所を目指しています。また本提案の実現性を確認するために環境的・構造的な解析を行いました。応募作品中の「イメージパース」および「マスタープラン」「エンジニアリングレポート」の項で詳細に説明していますので参照してください。本提案では、「水」と「土」の触れ合いを楽しむためのディテールを提案しています。我々の提案するプロムナードは瀬戸内海の「海水」と玉藻城側に広がる内陸の風景つまり「土」と、人の触れ合いを特別な形で提供したいと考えています。また本提案に類似した港湾地区のランドスケーププロジェクトには、以下のようなものがあります。福岡アイランドシティ中央公園 中核施設 ぐりんぐりん (伊東豊雄建築設計事務所 2005)、ブルックリン・ブリッジ・パーク(MVVA 、2012より着工予定)、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(Foreign Office Architects、 2002)。応募作品中の「プロジェクト・ドローイング」および「参考プロジェクト」の項で詳細に述べられていますので参照してください。

キャッスルプロムナード活用方策

プロムナード西側端部は現提案では高台になっており、これはプロムナード整備範囲外のハーバープロムナードの「高松コリドー」との将来的な接続を考慮したデザインになっています。全長186メートルの「高松コリドー」と全長330メートルの「キャッスルプロムナード」を後に接続する事が可能であれば、 海岸沿いの魅力的な海辺空間を創出する事ができると考えています。また玉藻城の堀と瀬戸内海をつなぐプロムナードの敷地内に、窪んだ地形を計画し、地下にもぐって現況では見ることのない水路を、可視化し、小さな憩いの場所として提案しています。池の廻りの地形は屋外劇場 と同様に、緩やかな傾斜をもった地形になっているため、池を中心に人々が好きずきの場所に座り、玉藻城を眺めくつろげる空間となっています。ランドスケープの緩やかな傾斜を活かして階段状の屋外劇場をプロムナードの一部として提案しています。半円状の客席は玉藻城を向く様に配置され、ステージは玉藻城を背景として配置される事を想定しています。この野外劇場は基本的にプロムナードに属する屋外施設ですが、玉藻城に隣接する県民ホールをはじめ、他施設が連携して使用できる場所として機能する事もできます。ランドスケープ上には生物が棲息できる人工的自然環境を提案しています。階段状になった地形に大小さまざまな小石を並べ、藻類などが生息できる「磯」のような環境を提案しています。潮の満ち引きによっては「しおだまり」ができるような地形にしているため、小石の間や裂け目に生物のかくれがが自然とできることを想定しています。全長約380メートルのプロムナードは整備範囲をうねる様にして配置されています。プロムナードは地形の最も高い位置に配置され、瀬戸内海側の「海」と玉藻城側の「陸」を緩やかに横断し、どの地点からも見晴らしのよい景色が確保されています。水路の池、野外劇場、ビオトープ、はこのプロムナードからスムーズにアクセスする事が可能です。プロム ナードへの基本的なアクセスは西側(駅方面)からと県民ホールのある東側からのアプローチを考えています。現存する歩道橋からプロムナードへのアクセスをスムーズにする為に歩道橋の踊り場とプロムナードの東端部は同じ高さに合わせる事を提案しています。またプロムナード下部の内部空間へのメインエントランスは東側に設置されています。内部には公共にオープンされた展示空間を想定しています。例えば空間の半分を玉藻城に関する常設の資料館として使用し残りの半分を県民ホール、県立ミュージアム、高松市美術館、県庁、あるいは香川大学などの教育機関が利用可能な場所としても利用できます。内部空間の上部を走るプロムナードの一部は半透明の強化ガラスでできており、内部のカフェ、アクアリウム、展示空間、エントランス、事務室、管理室に光を落としています。光を通す窓でもあり、一方で道の形をした光は、現在地を確認するサインとしても機能しています。

ターミナルビル1階の活用方策

現在対象敷地内の玉藻緑地に設置されている時報塔を移設し、資料館として利用します。本提案中に設けられている展示室と連携し、水城である玉藻城を中心とした高松と瀬戸内海の郷土の歴史を解説する資料館として利用します。また、海岸沿いの遊歩道空間をサンポート高松から高松コリドーを経てキャッスルプロムナードに接続することによって、その経路上にあるターミナルビルへの集客効果を期待しています。応募作品中の「敷地の歴史と周囲の施設との連携」および「マスタープラン」の項で詳細に述べられていますので参照してください。地中に埋まった馬蹄型の空間はカフェアクアリウムです。海側は強化ガラス+飛散防止フィルムによって保護されています。潮の満ち引きによって海面高が変化し、海面が高い時には水中が眺められ自然の水族館のような空間になります。また潮が引いた時には潮溜まりがガラスの前に出現します。地下空間にアクセスするためのメインエントランスは東側に設けてあります。このエントランス空間では地域情報の収集やそれらを交換する憩いの場として機能する事が望ましいと考えています。また本提案では電気・空調設備等の機械室、倉庫、事務室またプロムナードで働く方々のバックヤードも考慮されています。応募作品中の「マスタープラン」および「ランドスケープに関するレポート」の項で詳細に説明していますので参照してください。